Kokubunji Voluntary Action Center

音訳グループやまばと

2019年7月、文化庁からの指定を受けました。

 当会は、著作権法第37条第3項に基づく同法施行令第2条第1項第2号の規定により、視覚障害者等のための複製・公衆送信が認められる団体として文化庁長官からの指定を受けました。

■  目の不自由な方のために

パソコンに録音中

パソコンに録音中

★わたしたち「やまばと」グループは視覚障害者の「声の応援団」として長年、障害者サポートを続けております。障害者の方々から「私的使用」の依頼を受け、数多くの音訳図書を制作しています。また、国分寺市や公民館・福祉関係など公共機関の広報誌を録音し、市内の目の不自由な方々に利用していただいています。カセットテープに代わってDAISY(デイジー)CD版を製作し国分寺市から配布しています。
わたしたちはパソコンで録音する新しい技術を取り入れてリスナーの方々の要望にお応えしています。(発足=1976年 現会員=30人)

 

 

★役員
<2023年度役員>会長=中村真奈紀  副会長=原田廣子 高橋葉子

★障害者・高齢者のみなさん、読みたい本などがありましたら、電話なり、メールでお知らせください。CD(DAISY)でお届けします。
★わたしたちのボランティア活動の輪に入りたい方は、電話、メールなどでご連絡ください。入会を歓迎します。

【年間通しての活動】
<1>公共機関から委嘱された広報誌のDAISY版CD作成

私たちとご一緒に活動しませんか?お待ちしています

私たちとご一緒に活動しませんか?お待ちしています

◆国分寺市の「市報」(声の市報 国分寺)=年24回
◆同「市議会だより」=年4回
◆公民館だより「けやきの樹」=年12回
◆社会福祉協議会だより「ふくし」=年3回
◆選挙管理委員会「しろばら」=年1回
◆その他「障害者のしおり」「あおぞら」など。

これらのCDおよび広報CDは市内の視覚障害者のご家庭に関係機関から配布されております。

◆市立図書館のDAISY図書製作

<2>障害者個々の方からの依頼に応じて文芸・歴史・紀行・宗教など多種多様な図書の録音CD(私的使用)を作っています。

《2009年4月6日~2023年 3月31日までの図書の音訳受付》=457冊▲専門=94冊▲文芸=49冊▲宗教=255冊▲一般=29冊▲障害=9冊▲歴史=11冊▲テキストブック=1冊▲受験参考書=1冊▲郷土資料=10冊▲取扱い説明書=4冊
★DAISY化した図書=195冊

★市立図書館=24冊

R4年度、個人依頼により製作した録音図書=25冊▲市立図書館依頼本8冊

<3>障害者・関係団体とのさまざまな交流・協力に努めています。

<市のホームページで音声版市報・市議会だより・公民館だよりが聞けます>
市報国分寺・市議会だより・公民館だより「けやきの樹」の音声版が、市のHPにアップされています。
DAISY専用の再生機がなくても、どなたでもパソコンで音声を聞くことができます。
「小さな字は読みにくい、日本語を読むのは苦手」といった方々にも 便利に使っていただきたいです。

 

市報の音訳に市長・市議会議長登場

原稿を読む井澤市長  写真提供 市広報 

原稿を読む井澤市長 
写真提供 市広報

「やまばと」は長年、市からの委託で眼の不自由な方々への広報紙の音訳や、それを利用しての国分寺市HPの広報紙音声の製作をしています。

2016年からの企画ですが、市報国分寺1月1日号の「年頭にあたって」の市長・市議会議長の挨拶は、ご本人の音声になっています。

「やまばと」からの提案が採用されて嬉しいことが一つ加わり、今後の活動の励みになる出来事となりました(高居玲子 記)

 

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■  最新のお知らせから

<2023年 音声ガイド付き映画体験会[妻よ薔薇のように]>

9月17日(日)昨年再開された映画体験会を今年も本多公民館2Fホールにて開催しました。

最近再びコロナウイルス感染者が増加している影響で、当日は予定より参加人数が減ってしまいましたが、身障協視覚部会·やまばと他、約30名の方々にお集まりいただきました。会場は席に十分なスペースを取り、個々の判断でマスクを着用するなどの感染対策の元行われました。

今年の映画は昨年上映した[家族はつらいよ2]に続く、山田洋次監督シリーズ第3弾で、笑い有り、問題提起有りのホームドラマでした。

今回は上映後、視覚部会大畠会長様の進行で感想会を行う運びとなり、全員の皆様から感想を話して頂いたので、皆様に楽しんで頂いた事を実感できとても嬉しく思っています。

連日続く暑さの中お越しいただいた皆様ありがとうございました。

(2023年9月 引地智子 記)

<2022年(令和4年)度  音訳ボランティア養成講座を実施しました>

音訳グループやまばとは、2022年(令和4年)度養成講座をやまばと主催・市立図書館協
力で実施しました。
実は、この音訳ボランティア養成講座令和3年度の令和4年1月から2月にかけて、国分寺
市立光図書館主催で計画していましたが、新型コロナウィルス感染症患者数の増加を受けて
、やむを得ず、ぎりぎりの1月に中止にした経緯があります。
そこで、受講生は令和3年度の申し込みをして頂いていた方々を対象に4月と9月にGメー
ルで受講を希望するかの意思を確認しました。
講師は、令和3年度に依頼した元ニッポン放送アナウンサー磯部誠子様です。
磯部先生は、長年にわたり「音訳ボランティア養成講座」を23区内や多摩地区で携わって
こられ、その過密スケジュールの中を快く引き受けてくださいました。
日程:全7回 (10月7日~21日・ 28日~11月18日) 毎週金曜 午前10時から12時
会場:ひかりプラザ 2階
講師:磯部誠子氏
受講生: 23名 (女性22名 男性1名)
受コロナ感染予防への配慮として、机は間を開けて2名並びにしました。毎回、受付の時に
検温、手指消毒、マウスシールド着用、ドアや窓を開放。講義の途中で1回換気するなどを徹
底しました。
受講者の皆さんは、毎回、数人の方が磯部先生に質問するなど積極的でした。「これほど
の熱意のある受講生は、他ではなかなかありません」と磯部先生の感想もありました。欠席者
も少なかった。
18日の講座終了後に入会する意思のあった方は15名。12月にやまばと定例会を見学し
た結果、10名が入会を希望しました。その後2月から定例会に出席、 3月末時点で入会者は
8名でした
入会されたメンバーは現在、次のステップに向けて研修を受けながら、市報等様々な場面
で少しずつ、音訳者の実践を積んでいます。

(原田 記)

〈ホタルの会〉

新型コロナ対応で中断されていた「ホタルの会」が3?年ぶりに開催されました。
国分寺駅近くのイタリアンレストランのフロアの一角に集まった会員は20人余り、
中村会長の発声でビールで乾杯。個室ではなかったので予定したゲーム等は取りやめ、さ
っそく食事をしながらのおしゃべりタイムです。日頃の音訳作業の苦労話や普段の定例会
では時間不足で話せない情報の交換をはじめ、次々運ばれる料理の品定めや各家庭の名物
メニューの話、山登りやスキーなど趣味の話など、地域班ごとのテーブルで、次々と話が
盛り上がり、あっという間に2時間半の楽しい夕べが過ぎました。会場設定などいろいろ
お世話になった石川さんの締めで閉会となりました。

(2023年8月 長塚耀一記)

〈2022年 音声ガイド付き映画体験会「家族はつらいよ2」〉

 

ついに開催できました!!

ここ3年、コロナウイルスという感染症のため、多くの行事が中止延期の憂き目にあい、この映画体験会も「やれるかしら? どうなんだろう?」と、葛藤の日々が続きましたが、9月11日(日曜)、本多公民館ホールにて開催の運びとなりました。

当日は、視覚部会12名、身障協11名、やまばと18名、と多くの方に参加いただきまして、やまばとの原田会長、視覚部会の大畠会長様からのご挨拶をいただき上映が始まりました。

山田洋次監督と言えば、「男はつらいよ」が、あまりにも有名ですが、「家族はつらいよ2」も、家族の在り方、人の心、優しさ、その時代に会った社会性を含んでの内容でした。

今回は、高齢者の免許返納という今最もホットな話題、運転を続けたい高齢のお父さん、運転をやめてもらいたい息子娘の家族が意見を出し合い、けんかしたり、怒ったり、もするのですが、最後は家族として、人として、ベースになるのは思いやり、愛情あふれるいい映画だったと思います。

上映の途中で、和太鼓の音が聞こえ、「映画の効果音?」と思った方もいたぐらいでしたが、地元のお祭りの山車が本多の街を練り歩いていたことも、この映画にふさわしい風景かなとも思いました。

本来ならば、参加者の方に感想をお聞きしたいところでしたが、感染症に配慮し、感想を聞くことはできませんでしたが、「来年もぜひ」という声があったやに聞いております。そういう来年がくることを念じております。

映画上映中、特段のトラブルもなく最後まで上映できましたこと、関係各位の皆様のご協力の賜物と深く感謝申しあげます。

足を運んでくださいました皆々様、本当にありがとうございました。

(2022年9月 やまばと 横山和子記)

〈都盲協シルバー部会生活教室主催・国分寺市身障協視覚部会協賛の講演会〉

7月6日の午後、いずみホールBホールにおいて、都盲協シルバー部会生活教室主催・国分寺市身障協視覚部会協賛の講演会が開かれました。講師は、岩下義則さん。日本点字図書館の三代目館長さんを務めた方です。講演タイトルは、「日点丸(にってんまる)に乗船して46年」当日は、60名以上の方が集まりました。都盲協シルバー部会の近隣市の会員の方々、国分寺市の視覚部の皆さんや国分寺市身障協会員やボランティアの方々、国分寺市光図書館館長さんと市立図書館の職員の方も参加されました。私達のボランティア団体「音訳グループやまばと」からは、6名のメンバーが参加いたしました。岩上さんのお話は、日本点字図書館創立期のお話、創立に尽力された初代館長本間一夫さんのこと、そして本間さんと共に岩上さん達が点字図書館発展に努め、第三代日本点字図書館長として
目指されてきたこと、などについて、ときにはユーモラスなエピソードも交えたお話でした。私にとっては初めて伺うお話がほとんどで、大変勉強になりました。特に印象に残ったことをいくつか上げますと・・・

1 「日本点字図書館」創立について:昭和15年に25歳の本間一夫さんが豊島区の自宅に「日本盲人図書館」を開いた。点字図書を増やすために点訳奉仕を呼びかけ「点訳奉仕団」を立ち上げた。半年後に高田馬場に移転したが、20年の空襲で全焼。疎開させた点字図書3000冊は残った。敗戦後に「日本点字図書館」として開館した。日中戦が始まっていた大変な時期に、本間さんが25歳の若さで点字図書館を開いたことに私はまず驚きと感銘を受けました。敗戦後に「日本点字図書館(以下日点)」として開館させたことも。まだ日本中が混乱の中、焼け跡に点字図書館を再建、どれだけの苦労があったことでしょう。ご自身も10歳のときに本間さんに出会い、その後日点に関わることとなった岩上さんの言葉「日本点字図書館誕生は、盲人に光を与える、という意味があった。日点は、立ち直りの場所、人生の灯台である。日点は、ずっと読者一人ひとりに寄りそってきた。」が、とても心に響きました。
2 日点での音訳図書の開始について:昭和33年に「テープライブラリー」の開始。これには「時間的余裕がない点訳がおろそかになる。」などの反対意見もあり、揉めたとか。録音図書(音訳図書)作成が始まり、音訳ボランティアの方々が日点に集まり活躍した。館長の本間さんは、日点で活動される点訳・音訳のボランティアとの繋がりを大切にされてきた、と言うお話でした。私達の大先輩に当たる音訳ボランティアの方々が、本間さんや岩上さん達と一緒に、墨字の書籍を音声の書籍に作成していくための第1歩を踏み出し、様々な課題を検討していかれたことが想像できます。現在私達は、その大先輩達が築いてくださった道の先を(最先端ではなく端っこの方ですが)音訳ボランティアとして歩ませてもらっているんだなあ、と誇りに思うと同時に、しっかり音訳に取り組まなけば、と叱咤激励されたような気持ちにもなりました。
その他、DAISYへの転換期のこと、これからの点字図書館が目指すこと、本間さんのお人柄などの興味深いお話もありました。
また質疑応答のときに都盲協会員の方から「現在点字を学ばれているご苦労」や、「二次元コードから情報を検索するときの問題点」等の貴重なご意見を伺うことができ、いろいろ考えることもできました。ありがとうございました。この講演会で視覚部の方々と本当に久しぶりにお会いでき、少しだけでもお話しできたことは、私達やまばとメンバーにとって大変うれしいことでした。早くコロナ感染症が落ち着き、以前のように視覚部の方々と交流できますことを切に願っています。

(二ツ山)

Box研修会の報告 2021年7月10日アクティ・ココブンジにて開催〉

これまで「やまばと」は、各種のデータの保存などのためにGoogle Driveを活用してきました。しかし、私がそこへのアクセスを試みても、うまくゆかないことが多々あり、他の会員からも同様の声があがっていました。

このため、「やまばと」では、丸山会員がアカウントを保有していて、円滑な活用ができているというBoxへの移行を決めました。

BoxはGoogle Driveと同様のファイルのクラウドサービスで、セキュリティや操作の簡便さなどで評価の高いサービスとのことです。「やまばと」会員が個々にBoxアカウントを作り、「やまばと」のフォルダの中でフォルダを共有することになっています。

すでに多くの会員が個々に丸山会員からBoxへのインビテーションを受け、Boxを試用してきていますが、対面でのBoxの研修を希望する私を含む6名の会員のために、去る7月10日午後、アクティ・ココブンジの会議室Aで研修会が開催されました。

研修会では、1名の会員がスマートフォンを持参し、他は各自のPCを持ち込んで、丸山講師のほか2名のベテラン会員のサポートを受けながら、PCなどの操作に取り組みました。

私は、まずWi-Fiによるインターネット接続にてこずり、ついでBoxへのインビテーション・メールへの返信も制限時間内にできず、何度もやり直した末に、講師陣の手助けにより、ようやくBoxアカウントの作成にたどり着くことができました。

ファイルを開いてみると、「やまばと」の各種のマニュアル、連絡事項、定例会議事録など、いっさいが収録されていて、私は安心しました。

それぞれのマニュアルが音訳作業に不可欠であることはいうまでもありませんが、新型コロナウイルス禍により、「やまばと」の定例会が今までとは違って

広い部屋での開催を余儀なくされていて、そこでの発言内容を正確には把握できない私にとって、Boxに収録された詳細な議事録はとりわけ大助かりです。

いずれにしても、Boxを使って手軽に必要な情報を取り出せることは、「やまばと」の会員に便益をもたらすことになると思われます。

定例会での決定により、7月19日以降の各種の情報は、Boxに収録されることになるわけですが、しばらくの間は、Googleにも同じ情報がアップされるという安全策が講じられることになっています。

(2021年7月 飯田勝人 記)

 

<全国音訳ボランティアネットワーク第8回総会に参加して 2021年6月8日>

コロナ禍の第8回総会はZoomで開催されることになり、やまばとでは、プロジェクターを使い多くのメンバーで視聴したいと会場を準備しましたが、緊急事態宣言が延長され、10名以下という人数制限はありましたが、ボランティア活動センターこくぶんじ会議室が使えることになりました。当日10時半に集合し、パソコンとプロジェクターの接続等をセンターの方の助力を受け、11時の開催時間を待ちました。

参加者は音声を消しての参加でしたが、藤田代表の挨拶中に、音声が途切れた時は、「聞こえません」の声がいくつか聞こえ、初めてのZoom総会で主催者のご苦労が垣間見えた瞬間でした。

基調講演(大阪からZoom講演)

竹下亘氏(全国視覚障害者情報提供施設協会理事長、日本ライトハウス情報文化センター館長)の『読書バリアフリー法を、音訳活動の追い風にするために。同法「基本計画」と今後の課題』

音声もはっきりと聞こえ、前夜、メールにて送られてきた資料に沿った講演は解かりやすく、同法の理念を実現させるためには、今後の音訳ボランティア活動(音訳者の専門性への日々の研鑽と地位向上のための運動)の重要性がよくわかりました。

午後の講演は休憩をはさみ4人の方でした。時々音声が途切れることがあり残念に思いましたが、

視覚障害当事者の「点訳者とは接する機会は多々あるのですが、音訳者とはなかなか機会がなく、どうぞ積極的に声掛けをしてください」との発言に、やまばとが日頃から視覚部との交流を心掛けていることの大切さを再認識し、また音訳ボランティアが抱えている問題点なども知り、何も知らず飛び込んだ音訳の世界を少し知る事ができました。

Zoom総会になったことで、少しでも多くのメンバーが参加できるようにと考えてくださった先輩方に感謝いたします。(午前8名・午後7名の参加者でした)

6月1日の事前開通テスト時にプロジェクターを使って視聴する準備をしている事を伝えたときに、とても驚かれました。講演終了後に、主催者からやまばとに感想を求められ、全員で全国の視聴者に挨拶をしました。

午後の講演者と演題は以下の通りです。

◆川上正信氏(元横浜市中央図書館職員)

『ボランティアと利用者の高齢化に思うこと』

◆石川龍海氏(視覚障害者総合支援センターちば 点字指導員)

『視覚障害当事者とボランティアのつながりについて』

◆モハメド・オマル・アブディン氏

(参天製薬株式会社企画本部CSR室・著書に「わが盲想」)

『コロナ禍で変わった日本での生活』

◆安藤将大氏(株式会社19 代表)

「若い視覚障害者の今とIT活用」

加藤規子(記)

 

〈テキストDAISY研修2020年〉

「やまばと」では、音訳作業にテキストDaisyを導入する
可能性を探るため、今年の夏から、会長以下5名の
プロジェクトチームを作り、月1回のペースで
「テキストDaisy導入検討会」を開いています。
これまでの活動状況は、
①シナノケンシ(株)のプレクストークプロデューサー
の体験版を利用し、
②プレクストークプロデューサーなどの
テキストDaisyソフトウェアの機能とその限界を探り、
③従来の音訳作業に「テキストDaisy」をどのように活用
したらどんな効果が期待できるかを検討しています。
新しい音訳ソフトを使いこなして効率的な音訳を進め、
短時間で「新鮮な音訳成果品」を作ることが目標です。
長塚耀一記

〈カナリヤ研修 2020年 11月14日〉

 

やまばとの新人14人は「やまばと勉強会」で基本のき…原稿の読み方を学びました。その後少しずつ録音を経験させていただきながら、音訳に必要な技術を習得するための次の研修を受けています。

音訳の情報を視覚障害のある方々に届けるためにはデジタル録音図書を作らなければなりません。やまばとではDAISY版CDを作ります。原稿を読み、原本通りに音声されているかを確認するのはまず一段階で、その後さまざまな編集を経てビルドブックという処理が行われCDに録音されます。音訳にはそういう作業が必至であることを知りませんでした。音訳について何も知らなかったのです。新人は音訳者になるための入り口に立ったところです。カナリヤ研修はコロナの影響で二組に分けて行われています。11月14日の研修では「つばさだより」をテキストにし、編集の仕方をパソコンをつかって実践しました。DAISYのソフトを使ってのパソコンの作業、脳と目と指を総動員しての学習でした。先輩方は難なくこなしている作業ですが、私に限って言えば、メイン画面がどういうものなのかを理解するのがまず最初の関門でした。「つばさだより」を編集する宿題が出ました。少し不安な挑戦です。これからも先輩方にご指導いただきながら、グループの役立つ一員になれるように音訳の実践を学んで行きたいと思います。

松村わき子記

 

 

 

〈2020秋 視覚部会主催コンサート〉

  • クラシックコンサートに癒やされて令和2年11月8日(日) いずみホールBホールでとても素敵なクラシックコンサートが開かれました。これは視覚部会が企画したもので、やまばとからの応援は3名。私は会員のFさんのガイドヘルパーとして参加させていただきました。午後1時半、コロナ感染対策が十分になされたホールで、ヴァイオリニストの梓澤たまきさん、ピアニストの小野綾子さんお二人の演奏が始まりました。私は今までヴァイオリンの演奏をこのような近距離で聴いたことが無かったため、奏でられた音色の多様な表現力に圧倒されてしまいました。音色の持つ悲しさ、はかなさ、けなげさ、そして勇気と力強さ。まるで1つの物語を味わっているような、なんとも言えない感動と癒やしに包まれ、ふと隣のFさんを見ると目には一杯の感動の涙がありました。今世界の人々、そして私たちは大きな試練のただ中にいます。今まで当たり前に出来ていた事が大きく制限され、忍耐の日々を過ごしています。人と人との繋がりも感染の不安から距離を置く事を余儀なくされ、一番大事な心のふれあいが希薄になりつつあるのは大変悲しいことです。そんな中で秋のひと時、集まった20数名の皆さまと共に心を1つにして、同じ感動を味わえた事は大変貴重な時間だったと思います。梓澤さん、小野さんから今日は音楽の持つ力強いパワーをドーンといただきました。演奏者ならびに開催関係者の方々、本当にありがとうございました。       髙居玲子(記)

      <2019 音訳ボランティア養成講座(初級)を行いました>

 

恵美先生による講義

恵美先生による講義

2019年10月7日(月)~11月25日(月)の全7回

恋ヶ窪公民館及び、ひかりプラザにおいて、音訳ボランティア養成講座(初級)を行いました。

講師は恵美三紀子さん(東京都音訳奉仕員指導者養成講習会講師)と、やまばと指導員。

講師から参加者12名の皆さんへ、

・なぜ音訳ボランティア活動をするのか

・視覚障害者が不自由な事

・音訳ボランティアは視覚障害者の「知る権利」を支え活動するサポーターなどのお話しがあり、

音訳に必要な技術として、

聞いて分かるように読む、文字以外の情報の伝え方、読みの下調べ、きれいな録音、

読みと原稿の確認作業 についての技術の講習が、各回で行われました。

参加者皆さんは、熱心に受講され、「音訳について知らなかった事がたくさんあった。」

「利用者が聞いて分かるように読むのは難しい」などの感想がありました。

今回の講習後に、やまばとに入会された方は、録音見学、録音体験などに順次参加される予定です。

皆さんの今後の活躍が期待されます。

2019年12月  大川和子 記

<音訳ボランティア大募集>

音訳とは、視覚障害者の方々のために本などを読んで情報をつたえる活動です。

福祉や図書館活動に関心があり、音訳ボランティアをやってみたい方
(読む活動経験者歓迎)パソコンの基本的な操作ができる方を募集します。

 

2018・第5回音声ガイド付き映画体験会「湯を沸かすほどの熱い愛」開催

9月9日(日)13:30~16:00

参加者は、やまばと15人、視覚部6人、身障協9人、図書館3人、コトリナ2人、ガイドヘルパー5人の40人でした。

この映画は銭湯を舞台にした家族ドラマです。中野監督は、「銭湯が好きだったのと不思議な場所だといつも思っていた。知らない人同士が1つの湯船に入って、繋がって、しゃべったり、コミュニケーションをとったり、そういう人と人とのコミュニケーションの場として面IMG_6396白いと思った。それが今回のテーマにぴったりだった。」と語っています。

あらすじは、1年前、あるじの一浩が家を出て行って以来銭湯・幸の湯は閉まったままだったが、双葉と安澄母娘は二人で頑張ってきた。だがある日、いつも元気な双葉がパート先で急に倒れ、精密検査の結果末期ガンを告知される。気丈な彼女は残された時間を使い、生きているうちにやるべきことを着実にやり遂げようとする。

まず、いじめに悩み不登校寸前に陥った安澄を立ち直らせ、級友たちに言うべきことを言えるようにすること。そして、行方不明の一浩を連れ戻し、銭湯を再度開店するとともに家庭を立て直すこと。腹を痛めた娘ではない安澄を実母に会わせることだった。

彼女の深い思いは家族たちを支え、静かに眠りについた彼女に導かれるように、新たな繫がりを得て銭湯で行動し始める人々。彼らを見守る双葉の心が、煙となって店の煙突から立ちのぼった。この最後があれっと思った人もあり、映画を鑑賞した後の懇談会では、登場人物が多すぎてわかりづらかったとの感想もありました。家族について、いじめについてなど、いろいろ考えさせられた分、心に残る映画だったと思います。

今までは、DEMAE調布の石川さんに当日の機材操作をお任せしていましたが、今回は石川さんに事前にご指導いただいたので、「やまばと」ですべてを行う事ができました。

次回も皆さまどうぞご期待ください。              担当 今吉安代(記)原田廣子

 

<「音訳グループ“やまばと”と私」講師 大畠良則氏>

平成30年6月19日、東京音訳グループ連絡会の講演会が、飯田橋セントラルプラザで行われました。東京音訳グループ連絡会とは、都内で活動する音訳ボランティア団体で構成されているネットワークです。

ここで、国分寺市身体障害者福祉協会会長の大畠良則さんが講演されました。

大畠さんと私たちやまばととの交流は、40年以上の長い年月になります。大畠さん個人としては、やまばと製作の市広報(DAISY版市から委託)やDAISY図書(個人依頼)の利用者さんです。

また、大畠さんは視覚部会会長も兼任されています。

視覚部会の会員とやまばとは、リスナーと音訳者の関係のみならず、視覚部主催のイベントや両団体共催の音声ガイド付き映画体験会等さまざまな交流を行い、長きにわたって親交を深めています。お話が上手な大畠さんは、マイクを片手に、普段と変わらずリラックスした様子で、講演が始まりました。

大畠講師(左)とヘルパーの佐藤さん(右)

大畠講師(左)とヘルパーの佐藤さん(右)

 最初は、障害者施策の制度改革の変遷についてのお話でした。

次は、視覚障害者の困りごとの外出障害、情報障害、就労困難についてのお話です。眼が見えないことで、どのように不自由なのか、また、どのような不平等な扱いを受けているのかをお話しされました。

そして次に、やまばととの関わりについてお話されました。

それは…『やまばとが市の情報(市報・議会だより・公民館だより・福祉関係、選挙等)を音訳してCDを作成してくれることにより、眼が見える人と同じ情報を得ることができるので、情報障害がずいぶん減ってきました。』

また、『サピエ図書館に聞きたい本が登録されていない時は、私がリクエストした本を、専門書でも取扱説明書でもどんな本でも音訳してCDにしてくれます。そのCDを繰り返し何度も聞いています。

私も、眼が見える人と同様に、読書の楽しみが味わえるようになり、本当にうれしいです。』と、お話されました。

また、やまばとの中でガイドヘルパーを兼ねている人がいることも、お互いの理解が深まり、お互いを育てることになる、とのお話もありました。

東京音訳グループ連絡会の中で、このように利用者さんとの交流がある音訳グループは珍しいとのことです。大畠さんは、利用者の声を聞いたり、交流することは、お互いの立場を分かり合い、理解することができるだけではなく、様々な改善点が見い出せるはずですから、是非、利用者と交流してくださいと話されました。

大畠さんがやまばとを信頼し、大切に思って頂けることがとてもうれしいですし、それが私たちやまばとの意欲にもつながります。

もっとわかりやすい良い音訳を心がけ、少しでもお役に立てるように、やまばとの会員相互がしっかり連携をして活動していきたいと思いました。

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最後に、大畠さんの尺八で、「大きな古時計」「アメージンググレース」を演奏して頂きました。会場からは、尺八での洋楽はめずらしいと大きな拍手とアンコールがあり、もう一曲「津軽山唄」の演奏で、本日の講演会を締めくくりました。

 

(渡辺恵美子記)

 

 

           <第43回 国分寺市障害者(児)運動会・お楽しみ会>

H.29.10.7(土) 国分寺市民スポーツセンター体育館

小雨のなか、午前9時前より主催者、参加する国障連4団体、協力団体(万葉の里、ともしび工房、手話通訳者、音訳グループやまばと等)の皆が参集しました。

当日参加者 総計175人です。

井澤市長、北原社協会長の挨拶「ケガをしないで最後まで楽しく交流しましょう」を受け障害のあるお子さん3人が、壇上に立ち、元気に懸命に選手宣誓をしました。IMG_5470

午前中はボトル倒し、パン食い競争を楽しみ、紅白対抗戦で得点種目では「玉入れや」「大玉転がし」で出席された5人の議員も奮闘して熱戦を繰り広げました。結果は40対40で引き分けでした。

午後は、お楽しみ交流の種目が多く、「卓球バレー」「風船バレー」「ドッチビー」「ボッチャ」で体育館一面に設定された4か所の拠点を回遊しました。視覚部の方とも隣り合わせとなり鈴の鳴る風船を両手で受けたり、卓球の小さいボールを見事に正面に返したりしている姿がみられました。「ドッチビー」は、フライイングディスクで床に立っている3段の9枚のボードをタッチして落とすもので、ディスクが柔らかい素材なので安全です。「ボッチャ」は国障連バージョン(個人戦)とパラリンピックバージョン(体験)があって中心により近い位置に自分の青玉や赤玉を寄せる繊細な技術を要するスポーツで、「氷上のカーリング」の室内版のイメージでした。結果は個人戦で第3位まで表彰されました。

IMG_5469運動会における「やまばと」の役割は、時程を意識しながら正確に伝える事だと思います。また事務局の方々や、手話通訳者との連携がとても大切です。皆様の準備により暖かく楽しい交流会でした。

主催者:国分寺市障害者団体連絡協議会

国障連4団体:身障協力、親の会、あゆみ会、難病の会

協力団体:万葉の里、ともしび工房、手話通訳者、音訳グループやまばと B.S G.S 東経大生等

担当 大川和子 亀井恵美子(記)

<第4回 音声ガイド・字幕付き映画会体験会>

2017年9月24日 障害者センター2階多目的室にて、音訳グループやまばとは、視覚部会との共催で、「第4回 音声ガイド・字幕付き映画体験会」を開催しました。

上映に当たっては、今回も、「DEMAE調布」の石川さんにご協力をいただきました。

来場者は、視覚部会5名、外部視覚障害者の方2名、ガイド6名、盲導犬1匹、光図書館中村館長、一般の方1名。やまばとは10名が参加しました。

最初に、共催の視覚部会大畠会長からは、「このような音声ガイド付き映画体験会を今年も開催できよかったです。」との挨拶がありました。

IMG_5475上映映画「家族はつらいよ」のストーリーは、コメディドラマで、結婚50年を迎えた夫婦に突如として訪れた離婚の危機と、それを機にため込んできた不満が吹き上げる家族たちの姿を描いています。定年退職した、夫に妻が離婚を切り出すところからドラマが始まります。

監督:山田洋次 「男はつらいよ」シリーズを制作しています

配役:夫 橋爪 功、妻 吉行和子、長男 西村雅彦、長男の妻 夏川結衣、長女 中嶋朋子 次男 妻夫木聡 他

・上映後に光図書館中村館長から、大変楽しかったとの感想と光図書館障害者サービスの現状等のお話をいただきました。

視覚部会の方からは、「私も大家族で暮らしています。夫は他界していますが、家族の絆は大切です。」

視覚部会大畠会長からは、「夫婦の間では、我慢することも大切ですね、楽しい映画でした。わたしは、「家族はつらいよ2」をすでに見ています。」とのご意見でした。

上映中は時々笑いも起きていて、バリアフリーの映画にふさわしく、皆さんが一体となって楽しまれている様子でした。

映像も音声も支障なく流れ、石川さん及び障害者センターの方の、機材設定作業ご協力のもと無事終了しました。

来年は、一般の方にも多数参加して頂き、皆さんで楽しめる映画会にしていきたいと思いました。

担当 原田広子 大川和子(記)

 

2016年、この秋二つの音声ガイド講演会が開催されました。

<「映画を聴いて観たい」バリアフリー映画って! >

10月20日、飯田橋セントラルプラザで、バリアフリー映画鑑賞推進団体シティライツ代表の平塚千恵子さんの講演がありました。

学生時代から映画が大好きだったという平塚会長が、視覚に障害がある方たちと一緒に映画を楽しみたいということから活動を始めて15年、ついにバリアフリー映画館を自分たちの手で創ってしまったというお話でした。

このバリアフリー映画館は北区に9月にオープンしたばかりで、座席数は20席と小じんまりとしていますが、日本初の、字幕や音声ガイドで映画が楽しめるユニバーサルシアターで、各座席にイヤホンが設置されているということです。

この講演会では、冒頭で、実際に映画を映していただきました。初めに音だけで映画を聴き、その後、同じシーンをライブで音声を付けて聴くというものでした。初めての体験でしたので、映画のタイトルが聞こえてくるまでの間、こんなにも長く無音の状態が続いているのだと改めて知り、ガイドによる絶妙なタイミングの情景描写に驚きました。

 

< 映画音声ガイド -制作の現場からー >

11月13日、音訳グループやまばとは、国分寺市恋ヶ窪公民館に音声ガイド江東シネマアイの中野俊子さんをお迎えし、講演していただきました。やまばとの会員14名が出席しました。

中野俊子先生を迎えての講演会

中野俊子先生を迎えての講演会

江東区は、映画監督小津安二郎生誕の地であることから、映画を愛する町として、江東シネマフェスティバルなどが開催され、音声ガイド付き映画を上映しているとのお話でした。

今回の講演会では、実際に作成された音声ガイドシナリオを見せていただき、映画に合わせてシナリオを読んでみるという体験をさせていただきました。

シナリオには、シーンと音声ガイドの読みの間に、“きっかけ”という部分がわかりやすく明記され、画面をみながら、その“きっかけ”を頼りに、音声ガイドを入れるという、すご技を体験しました。

このシナリオフォーマットを、試行錯誤の末に完成させ、視覚に障害がある方からいただくたくさんのご意見に耳を傾け、今も改善しながら作っているというお話を伺い、その熱意、根気に、感動いたしました。

 

二つの講演会を通して、映画で一緒に泣きたい笑いたいという情熱が伝わってきて、音訳を目指す者として大いに刺激を受けました。

中村 真奈紀(記)

                    <第3回音声ガイド・字幕付き映画体験会>

音訳グループやまばとは、視覚部と共催で、平成28年10月9日(日)午後1時半から、国分寺市福祉障害者センター2階多目的室にて、第3回「音声ガイド・字幕付き映画体験会」を開催しました。

初めに、視覚部会長の大畠さんから「この会を開催できてうれしいです。映画では、どんな風に踊りを説明しているか楽しみです」、続いてやまばとの高居さんから、「今回も技術面で「DEMAE調布」の石川さんに協力を頂き実現しました」、視覚部の清水さんからは「先月9月、北区に『シネマ・チュプキ・タバタ』が出来たと聞きました。今回も含めて目や耳の不自由な人が映画を楽しむ場所が多くなるのはいいですね」、光図書館の中村館長さんからは「音声ガイド字幕付きは初めてなので・・・」と。また、来賓の中野さんは、「音訳ガイドの技術的な面に興味があります」とそれぞれ挨拶を頂きました。

来場者は、視覚部5人、ガイドヘルパー4人、来賓1人、市立光図書館2人、一般1人FullSizeRender

日野市音訳ボランティア2人、音訳グループやまばと17人の全部で32人でした。上映作品「舞妓はレディ」は、2014年9月13日公開された日本映画です。「Shall we ダンス?」など数々の名作を手掛けてきた周防正行監督が20年前から考え続けてきた企画でした。この映画は、第38回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞したほか、主演女優の上白石萌音さんは、いくつかの新人俳優賞を受賞した作品です。

タイトルは、オードリー・ヘップバーン主演で映画にもなった「マイフェア・レディ」のもじりです。ミュージカル映画として、要所に歌とダンスをはさみながら物語が進行します。

小さいながら歴史のある京都の花街「下八軒」にある「お茶屋・万寿楽」が舞台です。とある少女が舞妓を夢見て京都の花街に飛び込み、立派な舞妓を目指して成長していく姿を歌や踊りを交えて描いていきます。

音声ガイドは、場面や風景が変わる時、登場人物が無言でそれぞれの所作を行う時にその状況を説明するナレーションが入ります。芸妓たちの日本舞踊の稽古場面・群舞で春の踊り(舞妓はレディ)、お座敷での舞といった数々の場面などの説明がありましたが配役等の説明はありませんでした。

終了後の感想は、視覚部の方からは踊りの説明が詳しくて良かった。やまばと会員からは私も目を閉じて想像してみました・説明は絶妙のタイミング入っていたなどがありました。

 私は、視覚部の方が映画に集中しているのが印象的でした。初めての担当でしたが、次回も関係者の皆様と連携をしながら、良い作品を上映したいと思っております。

                       担当:高居玲子 原田広子(記)

<2016年 第42回国分寺市障害者(児)運動会・お楽しみ会 に参加して>

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10月1日(土)10:00~14:30に、国分寺市市民スポーツセンター体育館にて国分寺市主催の

 [第42回国分寺市障害者(児)運動会・お楽しみ会] が開催されました。

当日は、国分寺市障害者団体と一般の方、ボランティアの方など総勢80名ぐらいが参加し、やまばとも、会場アナウンスとして、高居、大川の2名が参加しました。

小雨が降りそうな生憎の天気でしたが、体育館の中で、午前中は、紅白対抗の玉入れ、ボトル倒し、パン食い競争、大玉ころがし がおこなわれ、特に 玉入れや、大玉ころがしなど、チームで一斉に行う競技では、大きな声が飛び交い、会場は笑顔に溢れていました。

午後のお楽しみ交流会では、やまばと2名もすべての競技に参加しました。

・ボッチャ:パラリンピックでおなじみの、ボールを転がし標的までの距離を競う競技

・卓球バレー:卓球台を参加者が椅子に座って囲み、鈴の入ったピンポン玉を空のペットボトルなどで打ち合う競技

・ドッチビー:布製のフライングディスクで、3メートル程先の9枚の板を打ち抜く競技

など、普段触れることのないスポーツに、ヘルパー同行の車いすの方、視覚障害の方なども参加され、皆さんが楽しく体を動かして参加されていました。

このようなバリアフリースポーツ大会が、これからも続くことは楽しみです。

担当 大川和子(記)  高居玲子

<2016年視覚部会新年会に参加>

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1月10日(日)障害者センターにおいて開催されました。当日は新春の光がこぼれ穏やかな日和の中での一日でした。
「やまばと」からは、多田、高居、石川をはじめ12名が参加し、総勢40名近い賑やかな会となりました。
大畠さんの欠席により会長代理の清水さんの挨拶、内山さんの乾杯の後、お弁当をいただきました。あちこちから談笑がもれ、華やぎの会場になりました。
引き続き、三味線、ウクレレの伴奏で数々の歌を皆で歌ったり、得意の喉を披露をしたり、大いに盛り上がりました。さらに、アコ―デイオンが響きわたり、拍手と共に感動の渦が広がりました。その後、軽い体操で身体を癒し、最後に「ことば遊び-うん(運)・・がつくことばさがし」に皆で興じお開きとなりました。
「目の前が暗くても、心は楽しくなるよう精一杯生きる」の言葉が、胸に響きました。そして、それぞれの立場で分かり合え、コミュニケーションをはかることが、一番理解する近道である―このことを実感しました。

(伊藤八重子 記)

<障害者週間行事 2015.12.19 に参加して>

平成27年度障害者週間行事が、12月19日(土)に国分寺駅ビル内Lホールで開かれました。今年のテーマ「みんなニコニコのびのびと」に相応しい温かく楽しい雰囲気の行事になりました。

第1部は、恒例の小学生作文発表。けやきフェスタ作文コンクール優秀者3名が作文を朗読しました。障害者や高齢者との共生ということをしっかりと考えている小学生が頼もしく思えました。また、優秀者3名だけでなくこの作文コンクールに応募した多くの小学生たちが、障害者や高齢者と自分との関わりを考えて作文を書いたであろうことに大きな意義を感じました。

第2部は、演奏・パフォーマンス。初めは、障害者センターで活動している「つばさフレンズ」の皆さんの民

第2部、「つばさフレンズ」の民謡

第2部、「つばさフレンズ」の民謡

謡でした。メンバーの方々が秋田おばこや武田節、東京五輪音頭などを力強く歌ってくださり、会場の皆さんも手拍子で参加して、一気に会が盛り上がりました。尺八や三味線の生伴奏も付き、華やかな雰囲気となりました。

次は、「たけのこ」(NPO法人国分寺市手をつなぐ親の会)の皆さんによるダンスでした。軽快な曲に合わせて、小学生・青年・スタッフの皆さんがエネルギッシュで楽しいダンスを披露してくれました。踊っている若い方たちの笑顔や真剣な顔がとても輝いていて、見ている私たちも幸せな気持ちになれました。

そして最後は、特別ゲストの津軽三味線奏者福居一岳さんの素晴らしい演奏でした。福居さんは国分寺出身の世界各地で演奏されているアーティストで、昨年に引き続き今年も出演を快く受けてくださいました。津軽三味線の迫力ある響きと華麗な撥さばきに引き込まれました。また、アンコールではクリスマスシーズンということで、何と津軽三味線でクリスマスソングを弾いてくださり、会の最後を楽しい雰囲気で締めてくださいました。

この行事は、「国分寺市障害者福祉を進める会」が企画し、毎年12月に開いています。今年は「東京国分寺ロータリークラブ」が創立50周年の記念事業の一つとしてこの行事に参加されることになり、国分寺市・障害者福祉を進める会・ロータリークラブの3団体の共催で開かれました。

「国分寺市障害者福祉を進める会」には福祉に関わるいろいろな団体が参加しているのですが、私たち「音訳グループやまばと」もその一員として参加し、当日は会場準備や片付け、会場案内などのお手伝いをしました。

今年は、「ニコニコアート展」同時開催、オリジナルカレンダーを作成し来場者に配布など、一層の工夫がされ、大勢の方々に来ていただくことができました。

障害者福祉への関心と理解がさらに多くの方々に広がっていくことを願っています。

担当 二ツ山正江(記)坂本礼子

<はばたけ!サンサンゆめまつり 第13回に参加>

「出会いから始まるつながりの日」と題して平成27年10月18日(日)10:30~14:30に国分寺障害者センターで行われました。

IMG_3304これは(社福)万葉の里・国分寺障害者センター主催の地域との交流の場です。沢山のボランティアと一緒に私達「やまばと」はボランティアとして10名参加。こどもコーナー・喫茶こだま・よみよむサービス・アンケート配布そして〆の民謡・楽器演奏にも参加です。

空は曇り、雨が少々心配。でも皆のエネルギーが雲を吹き飛ばし心地よい秋の一日でした。駐車場は食べ物・飲み物そして小物販売と沢山の人だかり。焼きそばは流石人気。長い行列が出来ていました。

よみよむサービスでは実際の視覚障害者を一人迎え来場するお客様と直接対面できる設定でアイマスクをしていただき指で図を読み取る体験ゲームコーナーで大変人気の場でした。2階のステージでは例年の参加グループ「つばさフレンズ」の民謡・楽器演奏で来場者の手拍子・大合唱で大盛り上がり。そして終了となり大盛況の内幕は閉じました。

まさに沢山の人達との「出会い・始まるつながり」若者たちのボランティア活動に若者のエネルギーを感じた時間でした。担当:斉藤美枝(記)小倉洋子

 

<第2回 音声ガイド付き映画体験会>

IMG_3305音訳グループやまばとと視覚部会の共催で、平成27年9月13日(日)午後2時から、国分寺市障害者センター2階多目的室で、第2回「音声カイド付き映画体験会」が開催されました。これは、「DEMAE 調布」の石川さんのご協力もあって実現したものです。上映作品:「武士の献立」、出演者:上戸彩 高良健吾 西田敏行 余喜美子 他

参加者:視覚部会6名 ガイドヘルパー6名 菊池光図書館館長 やまばと15名 上映前にやまばと多田会長より挨拶。そのあと視覚部会の方々からも一言ありましたが、中には「今日は地区のお祭りでしたが、映画会に参加しました。」との嬉しい声も聞かれました。

作品の内容は、江戸時代、加賀藩に仕えた実在の「包丁侍」舟木伝内・安信(やすのしん)親子とその家族を描いたもの。夫婦・親子そして友人との関わり方が、それぞれきめ細かく描写されている一方、親子が仕える藩にも二転三転と大きなうねりが生じるなど、スケールの大きさを感じさせる作品でした。映画の終盤には皆さん胸を熱くして見たり聞いたりされていたようです。

音声ガイド付き映画とは、登場人物のセリフはそのままで、風景や画面が変わる時、また登場人物が無言で所作を行う時、その状況を説明するためナレーションが入ります。最後に制作に携わったすべての人たちの名前を読み上げます。私も時には目を閉じて画面を想像したりしてみました。

今回、私たちは初めてこの映画会を担当しましたが、次回も関係者の方々と連絡を取りつつ、皆様の心に届くような作品を上映できればと思っています。

担当:五十嵐節子(記)小山真知子

<2015年視覚部会サマー交流会>

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8月23日日曜日、障害者センターにおいて視覚部会サマー交流会が開かれ、総勢38名の方々が集いました。昼食後,交流会が始まりました。

最初は、バイオリンとピアノのミニコンサートでした。バイオリンは繁田哲哉さん、ピアノは小野綾子さん。ポピュラーからクラシックまでいろいろな曲を演奏して下さり、澄んだ音色に皆さんうっとりと聞き入っていました。素晴らしい演奏を間近に生で聴くことができ、「いい音ねえ。」「よかったわ。」と皆さんから感嘆の声がたくさん聞こえました。

次に会員の方々の発表。アコーディオン演奏、歌謡曲、民謡、ピアノ演奏、スピーチと、「ドキドキする。」とおっしゃりながらも皆さんなかなかの熱演でした。

民謡の伴奏は、会長の大畠さんの尺八とやまばとの高居さんの三味線。清水さんのアコーディオン伴奏で歌を歌われる方もいて、皆さんで会を盛り上げていることを感じました。また、スピーチでは「最近感じたこと」を話してくださったのですが、考えさせられたり共感したり、心に沁みるお話でした。

最後には、全員で「花は咲く」を歌いました。バイオリン、ピアノ、アコーディオン、ギター、尺八、三味線の伴奏と歌声がぴったり合い、温かい交流会の締めくくりとなりました。

やまばとからは11名が参加し、司会や準備片付けなどのお手伝いを担当しました。これからもこのような交流会に参加していきたいと思います(二ツ山正江記)

 

image2<2014年視覚部会武蔵小金井公園ウォーキングに参加しました>

3月11日、東日本大震災からちょうど4年目の当日、朝は霜柱が立つほどの冷え込みでしたが、集合時刻には陽光がさんさんと降りそそぐ絶好の散歩日和となりました。総勢16名(会員7名、ガイドヘルパー7名、石川、藤岡)で、国分寺駅から電車で武蔵小金井駅へ。そこからは徒歩で小金井公園へ向かいました。園内の桜の芽はまだ固く小さかったのですが、一画にある梅林では梅の花がちょうど見頃を迎えていました。
江戸東京たてもの園の中庭で和やかに昼食の後、八王子千人同心の家、吉野家、デ・ラランデ邸などを見学。最後に喫茶コーナーでしばし歓談の後、解散。復路もほとんどの方が歩かれるなど、みなさんとてもお元気で楽しんでおられました。
最後になりましたが、会長さんから、ガイドヘルパーさんが少ないので、やまばとからも志のある方は是非!とのお話がありました。(藤岡純子記)

<2015年視覚部会新年会に参加>
1月18日(日)障害者センターにおいて、視覚部の新年会が催されました。
やまばとからは、高居と多田が参加し、総勢31名の賑やかな会となりました。
内山さんの乾杯の後、和やかに談笑しながらお弁当をいただき、さあお楽しみの始まり始まりです。
大畠さんの尺八、清水さんのアコーディオン、会員のご家族の方のウクレレなどの息の合った伴奏で、会員の方々が次々と自慢のノドを披露します。民謡では手拍子や合いの手、歌謡曲では一緒に口ずさみ、やまばとの高居も三味線で参加し、たいへん盛り上がりました。最後に清水さんの趣向をこらしたクイズがあり、大笑いのうちにお開きの時間となりました。
今年も視覚部のみなさんと、このような楽しい交流の機会をたくさん持ちたいと思います。
(多田ゆう子 記)

<はばたけ!!サンサンゆめまつり2014にやまばと参加>

10月19日(日)、絶好の秋日和、障害者センターの駐車場は沢山のテントが並び、色とりどりの店の看板や販売用の品物が並べられ、お客さんを呼び込もうと工夫され浮き立っていました。又、屋内も仕切りが取り払われ、広々としたスペースが、ステージや作品作り、ゲーム等ができる場所になりました。
やまばとは、今年初めて障害者センターでの「第12回 はばたけ!サンサンゆめまつり2014」のイベントに、11名ものメンバーがボランティアとして参加しました。実行委員会からの依頼による配属先は、こどもコーナー、日清医療食品販売、アンケート配布、あゆみ会での食品・雑貨の販売、シタールの輸入雑貨の販売、よみよむ担当は対面朗読等、実にさまざまでした。室内ステージで、出演した人もいました。私たちはそれぞれの配属先で、最初はしり込みをしている状態でしたが、段々慣れてきて大声で呼び込みをしたり、売り子さんになりきり、お客さん獲得に一生懸命になりました。
ボランティア同士の紹介もありましたが、さまざまの団体や、学生さん、職員、民生委員、一般の熱意のある方等が来ている事が分かりました。皆さんが、何とかこの「ゆめまつり」を成功させたいと思う気持ちに溢れていました。このイベントは、障害のある人も、そうでない人も、共に生きている社会のありようにも思えました。それぞれの人が、持てる力をありのままに出し合い、内にではなく、外に向かって開放的になっていった気がします。お客さんとも声をかわし、繋がっていくような充実感を覚えました。
普段やまばとは、センターの録音室を使用して活動していますが、あまりここを利用している人達との触れ合いはありませんでした。今回は沢山のひとたちとの触れ合いを、私たちに体験させて頂いた良い機会になった気がしました。(加藤律子記)

<2014年音声ガイド付き映画体験会開催>
9/28 障害者センター多目的室に於て、視覚部会とやまばと共催でバリアフリーの映画体験会を行いました。
国分寺では初めてということもあり視覚部会の皆さん、やまばとメンバー中心に40名以上が参加。
DEMAE調布の石川さんがセッティングやあらましの説明などしてくださいました。
映画は「まぼろしの邪馬台国」内容もおもしろく感動の中に笑いが散りばめられ楽しいひとときを過ごす事ができました。こらからも続けてほしいなど激励いただき活動の励みになりました。(石川広子記)

<2014年サマー交流会>
8月10日日曜日、国分寺市障害者センターで行われた視覚部会主催のサマー交流会に、「やまばと」会員7名で参加しました。
台風11号の影響下での悪天候にもかかわらず、総勢34名の出席者で「皆さん、大変楽しみにしていらしたのだ」とあらためて思いました。
お弁当を食べた後、カラオケの始まりです!視覚部会員の方々やガイドヘルパーの方たち、障害者センターの職員など次々と自慢の唄を披露され、あっと言う間に時間が経っていきました。民謡の唄では、視覚部会会長の大畠さんの尺八の音が彩りを添え、雰囲気を盛り立てくださいました。
「やまばと」は、司会進行でお手伝いし、大変楽しい交流会となりました。
(高居玲子記)

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★東日本大震災に義援金贈る★
「やまばと」では、東日本大震災に対し4月6日、国分寺市福祉保健部生活福祉課に「東日本大震災で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地におかれましては一日も早い復旧および復興をお祈り申し上げます」として、義援金50,000円を寄託しました。

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■  勉強会等

image3◆「やまばと勉強会」

わたしたちは昨年夏から月1回、外部講師を招き、音訳技術の習得のために「やまばと勉強会」を開いてきました。この4月25日には、東京都音訳指導者講習会講師の恵美三紀子先生による計3回にわたる指導が終了しました。恵美先生には、個人指導とグループ指導をおねがいして、ほぼ会員全員が受講しました。テキストはなく、受講生は各自、いろいろな種類の原稿を持参して1人ひとり声を挙げて”読み”、先生からそれぞれ的確にアドバイスをいただきました。
「視覚障害者は音(おん)で物事を理解します」――なるほど音訳者が書かれた文字を読んでも、文字に対して発する音の微妙な”違い”で、すなわちアクセントの置き方、発声の区切り、間隔、速度などで違って聞こえます。正しい読み方がいかに大切か、目からウロコの例示をあげて、私たち受講生に懇切丁寧にご教授していただきました。このように、わたしたちは一歩一歩、正しい読み方、視覚障害者に分かり易いことば――音訳を身につけていこうと、努力を重ねてまいります。

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名称音訳グループやまばと (おんやくぐるーぷやまばと)
連絡担当者石川広子
メールアドレス
活動日定例会:毎月第1・3月曜日
活動場所恋ヶ窪公民館、本多公民館、ひかりプラザ、障害者センター
会員募集募集している
福祉に関心があり、音訳ボランティアをやってみたい方(読む活動経験者歓迎します)
パソコンの基本的な操作ができる方
区分障がい児者関係団体
会員数31名(男性3名、女性28名)、60歳代中心
会費1,000円/年
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